(収録内容)
メンデルスゾーン
①劇付随音楽「真夏の夜の夢」
②「フィンガルの洞窟」序曲
③「美しいメルジーネの物語」序曲
④「ルイ・ブラス」序曲
カール・シューリヒト指揮
①バイエルン放送交響楽団
②南ドイツ放送交響楽団(=シュトゥットガルト放送交響楽団)
③④南西ドイツ放送交響楽団
これも「コンサート・ホール」原盤のアルバムで③④はオリジナルのカップリングにこの度加えられたものという。かつて日本コロムビアから「デンオン」ブランドで出ていた。
シューリヒトと言えば、ブルックナーやモーツァルトが有名だが、この人のブルックナーは好きで時折取り出すことが多い。先日あったブラームスも良かった。そこで余勢をかってこのメンデルスゾーンにもチャレンジしてみた。淡白ながら、流れるような音楽運びはやはりいい。①はクーベリックの録音もあるが、同じオーケストラながら全く違う印象を受けるのは本当に面白い。有名な「結婚行進曲」は大仰でないがいい。他の序曲もアバドやバーンスタインあたりの録音もあるが、ケレン味がないぶんスッキリ爽やかな感じである。