【曲目】
1.交響詩「スパルタクス」(1988)
2.交響詩「モンタニャールの詩」(1997)
3シンフォニエッタ~水都のスケッチ(2004)
1.交響詩「スパルタクス」(1988)
2.交響詩「モンタニャールの詩」(1997)
3シンフォニエッタ~水都のスケッチ(2004)
<第1楽章:水都に着いて/第2楽章:剣舞/第3楽章:河畔の夕暮れ/第4楽章:未来に向かって>
【演奏】
フィルハーモニック・ウインズ大阪
ヤン・ヴァンデルロースト(指揮)
【録音】
2012年9月23日 大阪 いずみホール…1, 2014年9月23日 大阪 いずみホール…3, 2011年9月25日 大東市立 文化ホール(サーティホール)…2
【演奏】
フィルハーモニック・ウインズ大阪
ヤン・ヴァンデルロースト(指揮)
【録音】
2012年9月23日 大阪 いずみホール…1, 2014年9月23日 大阪 いずみホール…3, 2011年9月25日 大東市立 文化ホール(サーティホール)…2
>「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」
日本初のNPO法人のプロフェッショナル吹奏楽団「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」。結成以来、吹奏楽の新たな可能性を追求し、レパートリーの拡充を図ってきた彼らたちのNAXOSへのアルバム第2弾は、お待ちかね「スパルタクス」をはじめとしたヴァンデルローストの作品集です。交響詩「スパルタクス」は"レスピーギへのオマージュ"とスコアに記されているとおり、古代ローマの剣闘士スパルタクスの活躍がレスピーギを思わせる鮮やかな色彩で描かれている作品で、吹奏楽ファンだけでなく、全ての音楽ファンから賞賛されているものです。1997年に初演された「モンタニャールの詩」は、モンブランの山並みを望む自然の描写と、歴史上の史実を自由に交えた幻想的な作品です。ちなみに「モンタニャール」とはフランス語の「山」という意味。そして、注目は2014年の「ヴァンデルロースト首席客演指揮者就任記念演奏会」で演奏された「シンフォニエッタ~水都のスケッチ」で、こちらはもともと「大阪市音楽団発足80周年」のためにヴァンデルローストが作曲したものですが、演奏楽団がオオサカンに変わることで曲の表情も驚くほどに変化しています。~発売元コメント~
日本初のNPO法人のプロフェッショナル吹奏楽団「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」。結成以来、吹奏楽の新たな可能性を追求し、レパートリーの拡充を図ってきた彼らたちのNAXOSへのアルバム第2弾は、お待ちかね「スパルタクス」をはじめとしたヴァンデルローストの作品集です。交響詩「スパルタクス」は"レスピーギへのオマージュ"とスコアに記されているとおり、古代ローマの剣闘士スパルタクスの活躍がレスピーギを思わせる鮮やかな色彩で描かれている作品で、吹奏楽ファンだけでなく、全ての音楽ファンから賞賛されているものです。1997年に初演された「モンタニャールの詩」は、モンブランの山並みを望む自然の描写と、歴史上の史実を自由に交えた幻想的な作品です。ちなみに「モンタニャール」とはフランス語の「山」という意味。そして、注目は2014年の「ヴァンデルロースト首席客演指揮者就任記念演奏会」で演奏された「シンフォニエッタ~水都のスケッチ」で、こちらはもともと「大阪市音楽団発足80周年」のためにヴァンデルローストが作曲したものですが、演奏楽団がオオサカンに変わることで曲の表情も驚くほどに変化しています。~発売元コメント~
ヤン・ヴァンデルローストは1956年生まれのベルギーの作曲家。名前からしてフランス系ではなくフランドル系でオランダ人に近い。吹奏楽に関わり合いのある人の間では有名な作曲家である。学生時代はトロンボーンも専攻していたというから管楽器への造詣は深い。もちろん、吹奏楽ばかりでなく管弦楽作品も書いているが、私は聴いたことがない。
このアルバムは指揮者とバンドが共演した2枚目という。1枚目は今のところスルーしてしまっているが、今回は比較的有名な「スパルタカス」と最新作の「水都のスケッチ」が入っているのが目を惹いた。発売元コメントにあるように大阪市音楽団のためのものだが、例の市長に翻弄されて経営が苦しい。一方でこの吹奏楽団はNPO法人で大阪市音楽団とは運営方法も全く違う団体で、勢いはこちらの方がいいのかもしれない。オオサカンというニックネイムを持つバンドは珍しい。水都は大阪のことだろう。こうした大阪を表した作品は戦前の貴志康一以来かもしれない。