これも「新・午前十時の映画祭」の1本として上映されているのを観た。作品評についてはかつての記事にした。改めて述べない代わりにTBで掲げておく。これも「赤ひげ」同様にデジタル方式による上映で、きれいな状態で鑑賞できるのはありがたい。DVDも手許にあるのだが、やはりスクリーンで観るのは格別なものがある。まあ、石原裕次郎が大きなスクリーンで観て欲しいという発言はわかる気はする。
高倉健が亡くなったので、追悼の意味で組み込まれたのだろうが、犯罪の主犯格でやくざではない人物というのはこの人には珍しいのではなかろうか。若い頃、悪役との二役というのはあったが、この人の役柄は警察官ややくさでもヒーロー、そして軍人だった。必ずしも出番は多くない。オールスター的な作品といえるかもしれない。テイストはテレビ朝日あたりのドラマのスケールの少し大きな感じ。