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バーンスタインの幻想交響曲(1968年)

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ベルリオーズ:幻想交響曲作品14a
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
1968.3.5 フィルハーモニック・ホール、ニューヨーク
ベルリオーズのサイケデリックな旅行
レナード・バーンスタイン(解説)
1968.2.18;3.12 フィルハーモニック・ホール、ニューヨーク

>レナード・バーンスタインは数多くの録音を残したが、ニューヨーク・フィルと同じコンビで再録音したものはベートーヴェンの7番やチャイコフスキーの4番、自作の第2交響曲「不安の時代」などごくわずかである。ベルリオーズの幻想交響曲は3回公式録音を残しているが、このアルバムはその第2回目の1968年録音で、若きバーンスタインの情熱が溢れ、歯切れの良い演奏が繰り広げられる。バーンスタイン自身による楽曲アナリーゼ「ベルリオーズのサイケデリックな旅行」(1969年録音)も対訳付で所収。 (C)RS発売元コメント

 バーンスタインには全部で3種類の幻想がある。初回は1963年の録音でこれは2回目で全てCBS。3回目はフランス国立oを振ったEMI盤が存在する。カラヤンと異なり、再録音はあまりしない人だったようだ。特にコロムビア時代は上の発売元コメントにあるように数曲しかない。この人の主義なのか、レコード会社の方針なのかは田確かめてないが、後者の可能性が高いようにも思う。

 さて、コロムビア時代の例外の一つベルリオーズの幻想交響曲は1963年のものも手許にあるのだが、旧録音はところどころ音が割れ気味であるのが残念だが、これはそれは改善されている。しかし、演奏は相変わらず荒い感じがする。まだ、この時は指揮台で飛んだり跳ねたりしたと思う。躍動感はあるが精緻な感じはしない。余白の解説は63年版を収録した米国盤と同じものようだ。教育者としてのバーンスタインの面目躍如といったところか、今回の一連の再発売はこうした解説音声が復活している。

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