ストラヴィンスキー:
● 組曲『火の鳥』(1919年版)
● 組曲『プルチネッラ』(1949年改訂版)
レナード・バーンスタイン指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
● 組曲『火の鳥』(1919年版)
● 組曲『プルチネッラ』(1949年改訂版)
レナード・バーンスタイン指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1984年5月
録音場所:テルアビブ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
録音場所:テルアビブ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
バーンスタインがDGに移籍した後の晩年の録音。ドイツの古典以外のものになると、IPOとの共演のものが多かった記憶がある。ストラヴィンスキーの作品はこのオケで録音していたと記憶する。いずれも米コロムビアとはNYPを振って入れていたものだが、もっとはじける演奏を展開するかと思いきや、この作品にしてはおとなしい印象がある。「プルツネッラ」はむしろアバドの方が割と生きのいい演奏をしてくれる。「火の鳥」にしても1919年版独特の「カッチェイ王の踊り」でのトロンボーンのグリッサンドは抑えられた感じに聴こえる。これは解釈よりも録音の仕方もあるのかもしれない。これもアバド/LSOの方が刺激的に聴こえる。
もうこの時期は飛んだり跳ねたりして指揮をすることもなく、ずいぶん老成した感じがこういう演奏になったのかもしれない。