【収録情報】
バルトーク:
1. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116
2. バレエ音楽『中国の不思議な役人』 Sz.73(全曲) スコラ・カントゥルム
バルトーク:
1. 管弦楽のための協奏曲 Sz.116
2. バレエ音楽『中国の不思議な役人』 Sz.73(全曲) スコラ・カントゥルム
ピエール・ブーレーズ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
録音時期:1972年12月18日(1)、1971年5月11日(2)
録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センター(1) エイヴリー・フィッシャー・ホール(2)
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センター(1) エイヴリー・フィッシャー・ホール(2)
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
前項の記事でも触れた一貫で購入したもの。目当てはやはり管弦楽のための協奏曲である。LP時代、この曲の録音を初めて入手したのは、この録音だった。その後LPは売却してしまい、組み合わせの関係で長らく購入しなかった。ここへ来てようやくしかも廉価で手に入った。ジャケットの絵のように指揮者を取り囲んで奏者が演奏したことで有名な録音だ。当時流行の4方向の録音というものだったかもしれない。ライナーやショルティなどとは異なりやや洗練されすぎの感じはあるが、若い頃でこれで聴き込んだ耳からすれば、これだこれだということになる。
「中国の不思議な役人」も全曲録音の魁ではなかろうか。それまでは組曲の方が多かった気がする。これはやや背徳的な内容ではある。かなり前これを吹奏楽に編曲して、中学生に演奏させる是非の論争を掲示板で目にしたことがある。演奏される音楽がどういうところで鳴るのか理解して演奏するのが基本だと思っている。やみくもに根性だけで難しいパッセージをこなしてOKというのは、もはや音楽の行為ではないと私は思う。映画でいう成人指定の内容だから、中学生にはやや難があると言わざるを得ない。