ステx-ヴン・スピルバーグ監督が「未知との遭遇」の後に作った戦争パロディ映画。俗に彼の失敗作とされている。確かにあまり笑えない喜劇ではある。出演者は大物俳優を揃えていて、迫力はありあそうながら、あまりにも騒々しく、感銘は残らない。
1980年3月の日本公開というから、公開後二番館で観た記憶はある。銀座通りの一筋裏の銀座文化という映画館だったと思う、」それでも2時間近い長尺だったが、それより30分近く長い「完全版」があるのを最近知った。どちらかというと出演俳優に助けられた作品のような気がする。日本海軍の潜水艦の艦長は三船敏郎、そしてドイツから払い下げらしく、指導役としてドイツ海軍の軍人が乗っているが、これがなんとクリストファー・リーである。こういう俳優たちも喜劇の出来る人たちではある。そうした人たちの熱演が必ずしも生かされてないような映画であろう。