【曲目】
スクリャービン:
[CD1]①交響曲第1番ホ長調Op.26
スクリャービン:
[CD1]①交響曲第1番ホ長調Op.26
タマーラ・シニャフスカヤ(MS)、アレクサンダー・フェディン(T)、フランクフルト・フィグーラル合唱団
②交響曲第4番ハ長調Op.54「法悦の詩」
[CD2]①交響曲第2番ハ短調Op.29
[CD2]①交響曲第2番ハ短調Op.29
②ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調Op.20 ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
[CD3]①交響曲第5番Op.60 「焔の詩=プロメテ」 ウラディミール・クライネフ(ピアノ)、バイエルン放送合唱団
②交響曲第3番ハ短調Op.43「神聖な詩」
③前奏曲「夢」Op.24
【演奏】ドミトリー・キタエンコ(指揮)フランクフルト放送交響楽団
【演奏】ドミトリー・キタエンコ(指揮)フランクフルト放送交響楽団
初めてドミトリー・キタエンコ指揮の演奏を聴く。ラトルの後任としてベルリン・フィルから音楽監督にと指名されたから、こうして再発されたのだろう。この録音はエリアフ・インバルの後を受けたフランクフルトの放送局の常任時代の録音だ。
別に奇抜なことはやっていない。オーソドックスな解釈だと思う。やはり、母国の作曲家の作品だから、共感することも多々あるような感じだ。ルッカルド・ムーティやジェゼッペ・シノーポリなどの演奏とは少し肌合いが違って聴こえた。このアルバムで協奏曲と最後の小品は初めて聴くもの。異端児の印象のあるスクリャービンが古典のように聴こえた。ところで、この中で比較的有名な第4番「法悦の詩」だが、最後は合唱が入っているようだ。これは初めて聴く処置で、驚いた。合唱団のクレジットもない。