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ザルツブルク音楽祭/カラヤン&VPO:R.シュトラウスの2つの交響詩

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【曲目】
R. シュトラウス:
(1)交響詩「ドン・キホーテ」
(2)交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
【演奏】
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・シュトレング(ヴィオラ)、ピエール・フルニエ(チェロ)

【録音】
ライヴ録音:1964年8月30日/ザルツブルク音楽祭/祝祭大劇場

1964年ウィーン・フィルの6月定期で決裂したフルニエとカラヤンがザルツブルクで和解再会を果たした記念碑的演奏!松ヤニ飛び散るとはこのこと!鬼神のごとき激しさのフルニエ雄大雄渾なカラヤンがすごい!

1964年ウィーン・フィル6月定期の目玉であったカラヤン、フルニエ共演のドン・キホーテですが、直前に2人の見解の相違からフルニエがキャンセルするという事件が起こり、当時ウィーンの新聞でもとりあげられる事態となりましたが、ザルツブルク音楽祭で劇的に和解、ここで聴かれる大名演の誕生となりました。両者の気迫が凄まじいものがございます。カラヤンのツァラも大スケール。モノラルながら大変良好な音質です。
キングインターナショナル

 天の邪鬼であるのか、カラヤンはセッション録音よりもライヴ録音の方に興味がある。殊にこうした一発勝負のものは、さぞや熱気のあるものだろうと思ってしまう。

 さて、発売元のコメントにもあるが、フルニエとカラヤンは喧嘩別れを一旦して、和解を経てこの演奏会に臨んでいるというから、面白い。トラブルを乗り越えて、その穴埋めをするかのように共演していたのかもしれない。もう一つの方は有名なファンファーレの後、変な音になるが、珍しく間違いを犯した奏者がいたのかもしれない。VPOとは言っても、人間だからこうしたことはあるのだろう。ライヴならではのスリリングなところでもある。

 これはオーストリアの放送局による録音なのだろう。モノラルながら、状態は良く、スケール感はある。


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