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ロヴィツキ/ドヴォルザーク:交響曲全集

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【曲目】
CD1
交響曲 第1番 ハ短調 B.9《ズロニツェの鐘》
序曲《謝肉祭》Op.92
同《わが家》Op.62
CD2
交響曲 第6番 ニ長調 Op.60、B.112
同 第2番 変ロ長調 Op.4、B.12
CD3
同 第2番 変ロ長調 Op.4、B.12
同 第4番 ニ短調 Op.13、B.41
CD4
同 第3番 変ホ長調 Op.13、B.41
同 第5番 ヘ長調 Op.76、B.54
CD5
同 第7番 ニ短調 Op.70、B.141
同 第8番 ト長調 Op.88、B.163
CD6
同 第9番 ホ短調 Op.95、B.178《新世界より》
序曲《オセロ》Op.93
同《フス教徒》Op.67
【演奏】
ロンドン交響楽団
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
【録音】
1965年-1971年
 
 引き続きロヴィツキで、今度はドヴォルザークの交響曲全集。上記のように6年の幅のある期間で完成された。これは元々フィリップスの製作だった。ほぼ同時期に同じオーケストラを使って、イシュトヴァン・ケルテスがデッカに全集を入れている。対抗していた構図ではある。
 
 これも先に書いた地元のアンサンブルを使った録音同様に早めのテンポである。殊に有名な「新世界より」はそれが目立つ。そして第1楽章のリピートは楽譜通り、リピートしている。ケルテスが交響詩や序曲といった管弦楽曲も多く、入れているのに、こちらは序曲が4曲のみ。そういえばケルテスのBOXを選んだのもそうした小品が多かったからだったのを思い出した。やや劣化した感じはあるが、鑑賞に支障はない。やはり6番までと7番以降とは構成といい、メロディといい格段の差があるようにも感じる。

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