入手困難になると余計気になる性分のようだ。まだカタログで現役だった頃は、ブルックナーをバーンスタインの指揮で?といった感覚だった。ただ、シューリヒト盤だったか、ムラヴィンスキー盤やバーンスタイン盤と比較してみて欲しいと解説に書かれたあったのを見て、妙に気にはなっていた。
バーンスタインはブルックナーにはあまり共感していなかったのか、正式なセッション録音はこの第9番しかない。DGに移籍した後も、VPOとこの曲のみを録音している。DG盤は何となく老境に達した時代なので、若い時代のNYPの方を先にしたかった。他にはNYPを振ったライヴの第6番が存在するが、こちらはややオケが崩壊しかかっていて、極めてスリリングな演奏ではあった。
これも本国Amazonのマーケットプレイスで見つけたが、コメントには不発とか、フルトヴェングラーでラヴェルやバルトークを聴くようなものとあった。しかし、それも一興ではなかろうか。