【収録情報】
・プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲
アレッサンドロ・コルベッリ
フェリシティー・パーマー
マッシモ・ジョルダーノ
サリー・マシューズ、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)
演出:アナベル・アーデン
収録時期:2004年7月11日
収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)
・プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲
アレッサンドロ・コルベッリ
フェリシティー・パーマー
マッシモ・ジョルダーノ
サリー・マシューズ、他
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)
演出:アナベル・アーデン
収録時期:2004年7月11日
収録場所:イギリス、グラインドボーン歌劇場(ライヴ)
グライドボーン音楽祭の映像は数多くリリースされている。これはラフマニノフの歌劇「けちな騎士」と同日に舞台にかかった演目のようだ。時間的にはこちらが短く、こちらを先にやったと推量する。
ご存知のようにプッチーニが唯一手掛けた喜劇のオペラである。ただ、ブッファというにはややヴェリズモ風なので、当然ロッシーニあたりの作品とは趣が異なる。オリジナルでは1299年頃という時代設定。三部作中一番昔ということになるが、この舞台では19世紀末あたりの雰囲気ではある。だが、あまり奇抜な現代化は図られてないので、違和感はあまりない。ユロフスキーの解釈はエッジをきかせて、金管などを適宜鋭く鳴らせていて、メリハリがある。全体流して観るとすんなりと最後まで行く。有名な「私のお父様」も粘らず、あっさりと処理しているという感じであはある。全般的に芝居もうまいので楽しめる舞台にはなっている。こうしたコミカルな演目は所作も一緒に鑑賞すべきかと思う。
なお、亡くなった当主は普通人形が置いてあったり、見えないようにしてあったりだが、ちゃんと役者が寝ていた。パントマイム専門の女優のようで、ラフマニノフにも名前がクレジットされていた。