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フィレンツェ五月音楽祭の創立者、ヴィットーリオ・グイ

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【曲目】
(CD1)
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D759 「未完成」
シューマン:「マンフレッド」序曲 Op.115
ブラームス:大学祝典序曲 Op.80
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
(CD2)
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
デュカス:魔法使いの弟子
グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」―韃靼人(ポロヴェツ人)の踊り
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
シベリウス:交響詩「フィンランディア」

【演奏】
ヴィットーリオ・グイ(指揮) フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
 
 この指揮者はいくつかのオペラのライヴ録音を聴いたことはあるが、コンサート・ピースをまとめて聴くのは今般が初めてである。オペラはイタリア・オペラばかりだったが、上の曲目を見るとイタリアものはロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲のみというプログラムなのがおもしろい。ヴェルディ、ロッシーニばかりを指揮していたわけではなく、レパートリーは広かったことを示している。
 
 ステレオながら、劣化していてやや不安定な状態なのが残念だが、総じてオーケストラの音は軽く(ピッチが高めに収録されているということもある)、ワーグナーなんかは物足らない感じがした。ただ、曖昧さを排した指揮ぶりはこの人の特徴のようでツボにはまったものは、ワクワクする。意外に後半のボロディンやムソルグスキーは録音状態が惜しいが気に入った。
 

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