アドリアーナ:モンセラート・カパリエ
ブイヨン公妃:フィオレンツァ・コッソット
マウリツィオ:ホセ・カレーラス
ブイヨン公爵:イヴォ・ヴィンコ、他
日本プロ合唱団連合
NHK交響楽団
ジャン・フランコ・マジーニ(指揮)
演出:ジュゼッペ・デ・トマージ
収録時期:1976年9月20日
収録場所:東京、NHKホール(ライヴ)
ブイヨン公妃:フィオレンツァ・コッソット
マウリツィオ:ホセ・カレーラス
ブイヨン公爵:イヴォ・ヴィンコ、他
日本プロ合唱団連合
NHK交響楽団
ジャン・フランコ・マジーニ(指揮)
演出:ジュゼッペ・デ・トマージ
収録時期:1976年9月20日
収録場所:東京、NHKホール(ライヴ)
これは、この作品の日本初演の実況である。当時から未知の作品への関心も高まっていたように思う。大学に入学した頃で、学生オケにも入れてもらって多少なりとも、当時の東京でのクラシック事情の一端に触れさせてもらった雰囲気である。オペラ好きの学生の中には、ロンドン(デッカ)から出た全曲盤を買って予習していた者もいた。貧乏書生としては、こういうオペラ公演など高嶺の花で、行くことはなかったが、NHKの招聘だけに、テレビ中継を見入ったものだ。しかし、歌手の名前など全く知らず、カバリエもカレーラスも出ていたという記憶が残っていない。何でもカバリエは体調を崩して、他の歌手が代わりに出ていたらしいが、これは本来の配役で上演された初日の模様のようである。
残念ながら、テープの劣化で解像度は今一つで褪色気味の映像だが、ステレオで聴けるのはありがたい。国内のDVDではカタログに載らなかったのは、この画像の劣化が原因なのかもしれないし、オペラが今一つ知られていないこともあったかもしれない。