【収録情報】
①シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
② ラヴェル:マ・メール・ロワ
①シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
② ラヴェル:マ・メール・ロワ
キリル・コンドラシン指揮 フランス国立放送管弦楽団
録音時期:1974年11月6日
録音場所:シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
録音場所:シャンゼリゼ劇場
録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
コンドラシンというと、旧ソ連のオケとの録音が多く、しかも殆どがロシア音楽というイメージがあったが、何とソビエト国内ではマーラーの大家だったし、西側に出てきて、チャイコフスキーやショスタコーヴィチなどの他にシベリウスやフランスものなどをこなすマルティな指揮者と知って、興味が湧いた指揮者だった。亡命などする人ではないと思ったが、晩年はソ連から本当に逃げてきて驚いたものだ。
シベリウスはACOとのものもあるが、これはもっと前の時代のもので、どこかショスタコーヴィチあたりを指揮するような感じなのが面白い。北欧の暗さよりも前進的な演奏といったらよいか。残念ながらオーケストラの方が付いて行けたないようで、時折合奏が揃わずズレたりするところがある。これはライヴならではスリリングなところでもある。