アメリカでは最近やたらと鉄道脱線事故が続く。今までは原油輸送の貨物列車で、炎上して大被害を出しているが、今度は旅客列車だ。死者も出ているが、現場写真は惨憺たるもので、鉄道ファンとしてもとても残念な光景だ。
ところがここへ来て、ちょっと意外な情報が入ってきている。まず車両。昨夜のテレビ東京の「WBS」でかなり古い車両が使われているという。64年前のものも現役であったというから、びっくりである。高速で走るのだから、車両の痛みも早かろうにと思う。
次にシステムがとてつもなく、古い。信号システムは第二次大戦に先立って作られたもので、電線は1930年代にまでさかのぼれるものがあるという。こうなると、論外である。安全をどうみていたのか。70~80年前のものがあること自体がびっくりを通り越してあきれてしまう。
起きるべくして起きた事故のようである。