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ゲルギエフ&ロッテルダム・フィル20年の軌跡

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【曲目】
[CD1]
・チャイコフスキー: 交響曲第4番 へ短調 op.36
収録: 1988年11月2日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
・シベリウス: 交響曲第1番 ホ短調 op.39
収録: 2003年12月13日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[NPS AVRO TROS]
[CD2]
・プロコフィエフ: 「ロメオとジュリエット」op.64 より(全17曲)
収録: 2004年6月6日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
・ストラヴィンスキー: 春の祭典
収録: 1996年5月31日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
[CD3]
・ショスタコーヴィチ: 交響曲第11番 ト短調 op.103
収録: 1990年11月17日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[VARA]
・ベルリオーズ: 「ファウストの劫罰」より「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ハンガリー行進曲」
収録: 1997年9月25日、ロッテルダム、デ・ドーレン[NPS]
[CD4]
・シュニトケ: ヴィオラ協奏曲 (ユーリ・バシュメト(va))
収録: 1993年3月13日、アムステルダム・コンセルトヘボウ[VARA]
・デュティユー: ヴァイオリン協奏曲「夢の木」 レオニダス・カヴァコス(vn)
収録: 2007年9月14日、ロッテルダム、デ・ドーレン[KRO]
・ティシチェンコ: バレエ「ヤロスラヴナ」より(全6曲)
収録: 2007年9月15日、ロッテルダム、デ・ドーレン[KRO]

【演奏】
ワレリー・ゲルギエフ(指揮) ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団


 ゲルギエフのごく初期の頃から、ロッテルダム・フィルのシェフになった後のものまで、20年の軌跡を収録したもの。資料によると、普段あまり取り上げないものもあって、その意味では貴重なこの指揮者の記録になる。このBOXで目を惹いたのは、4枚目の現代曲集。これらはあまりCDのカタログにも載っていない作品であるばかりでなく、ゲルギエフが指揮したということが貴重のような気がした。ライヴの放送用音源ならではのものかもしれない。

 どちらかというとショスタコーヴィチにしろ、シュニトケにしろ、ここに収まっているものは、どこか暗く憂鬱な雰囲気ではある。年代的にソヴィエトの崩壊を挟んだ記録だが、ゲルギエフの心持を放出していたのかもしれない。


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