カルメン・バルスロップ(S トゥリーモニシャ)
ベティ・アレン(Ms モニシャ)
カーティス・レイアム(Bs レムス)
ウィラード・ホワイト(Bs-Br ネッド)
コーラ・ジョンソン(ルーシー)
ケネス・ヒックス(アンディ)
レイモンド・ベウズモア(シモン)、他
ヒューストン・グランド・オペラ
ガンサー・シュラー(指揮)
録音時期:1975年10月
録音場所:ニューヨーク、RCAスタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
A&Rプロデューサー:トーマス・モーリー
バランス・エンジニア:ゲルト・ヴェストホイザー
レコーディング・エンジニア&エディティング: ギュンター・ヘルマンス
リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル
リマスタリング:2014年8月、バールン、オランダ
ベティ・アレン(Ms モニシャ)
カーティス・レイアム(Bs レムス)
ウィラード・ホワイト(Bs-Br ネッド)
コーラ・ジョンソン(ルーシー)
ケネス・ヒックス(アンディ)
レイモンド・ベウズモア(シモン)、他
ヒューストン・グランド・オペラ
ガンサー・シュラー(指揮)
録音時期:1975年10月
録音場所:ニューヨーク、RCAスタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
A&Rプロデューサー:トーマス・モーリー
バランス・エンジニア:ゲルト・ヴェストホイザー
レコーディング・エンジニア&エディティング: ギュンター・ヘルマンス
リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル
リマスタリング:2014年8月、バールン、オランダ
>発売元のコメント
このディスクには「ラグタイム王」と呼ばれた作曲家スコット・ジョプリンによるラグタイム・オペラ『トゥリーモニシャ』が収録されております。ジョプリンはシカゴのラグタイムのピアニスト、オーティス・ソーンダースに出会ったことで自分の作品を楽譜に書くようになり、その後演奏者としてだけでなく作曲家として、ラグタイムを土台にした作品を残しました。その音楽は、クラシック音楽の側からも高く評価されております。
この『トゥリーモニシャ』は、終曲の美しくゆったりとした作品でジョプリンの傑作の一つに数えられます。この作品は長い間埋もれていましたが、1970年にピアノ・スコアが発見され、1972年にアンダーソンのオーケストレーションで復活蘇演され評判となりました。その後、1975年にはガンサー・シュラー指揮、ヒューストン・グランド・オペラで上演され、この演奏会は話題となりました。
リマスタリングはPentatoneレーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えます。また、約50ページのブックレットには英語歌詞とDGのオリジナル・ジャケットが掲載されております。(キングインターナショナル)
この『トゥリーモニシャ』は、終曲の美しくゆったりとした作品でジョプリンの傑作の一つに数えられます。この作品は長い間埋もれていましたが、1970年にピアノ・スコアが発見され、1972年にアンダーソンのオーケストレーションで復活蘇演され評判となりました。その後、1975年にはガンサー・シュラー指揮、ヒューストン・グランド・オペラで上演され、この演奏会は話題となりました。
リマスタリングはPentatoneレーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えます。また、約50ページのブックレットには英語歌詞とDGのオリジナル・ジャケットが掲載されております。(キングインターナショナル)
発売元のコメントにある通り、これはグラモフォンが録音したものだが、LP時代は全く気付いていなかったものである。あるいは国内盤はなかったのかもしれない。
スコット・ジョプリンはラグタイムの作曲家でポピュラー・ソングが中心とばかり思っていたのに、こうしたオペラも企図していたとは驚いた。やはりラグタイムの要素を生かし、一種のミュージカルに近い作品という印象である。登場人物は殆ど黒人(アフリカ系)というのは、ガーシュインの「ポーギーとベス」と同様で、アフリカ系の作曲家の作品であるのがもっとユニークなところかもしれない。しかし、むしろこちらの方が抒情的な音楽が多いように思う。ラグタイムがベースだから、独特のリズムも味わえる。
何故、自身のオーケストレーションがなかったかは英文の解説に記されているが、保管状態がよくなく手書きのオケ譜は1962年頃廃棄されてしまったようだ。また、ジョプリンのオペラには聴衆は何の興味を示さなかったので、彼は落胆してしまい、そのまま天に召されたようだ。ともあれ、ジョプリンの本来の意図に沿ったオーケストレションが施されて復活したことは、遅まきながら喜びたいと思う。