【収録情報】
1. マンツォーニ:質量(エドガー・ヴァレーズ賛) マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
2. シェーンベルク:室内交響曲第1番 op.9
1. マンツォーニ:質量(エドガー・ヴァレーズ賛) マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
2. シェーンベルク:室内交響曲第1番 op.9
ジュゼッペ・シノーポリ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音時期:1980年9月(1)、1981年6月(2)
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
「ベルリン・フィル&ドイツ・グラモフォン録音開始100年記念特別企画」として、その名盤100というのがあって、その中の一枚として出たもの。このシリーズには、すごく古いものでまだアコースティック録音の時代のニキシュやワルターのものがあったり、最新のデジタルのものがあったりと多彩である。100年の歴史を感じさせるには十分な企画だが、これは新しい部類のものになる。
最近は店頭ではなく、通販による購入が多いが、そうなると見落としも多い。これもその一つでこんな録音があったのかと店頭で見つけたもの。マンツォーニというイタリアの作曲家など知らなかった。1932年生まれのようで、多分ポリーニとは同世代で懇意にしていたのだろう。ポリーニがベルリンで初演した作品だそうだが、これが如何にも現代曲というものだ。まあヴァレーズのオマージュというから想像はついたが、ちょっとすぐには受け入れが難しい作品ではある。一方のシェーンベルクも初演当時はやはり受け入れがたい作品だったろう。そういう強面の作品を録音しているのがシノーポリの真骨頂かもしれない。
ともわれ、関心があるうちにと購入してみたもの。この次というと店頭から消えて、入手困難になりそうな盤ではある。