・オラトリオ『聖パウロ』全曲
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノⅠ)
ローゼマリー・ラング(ソプラノⅡ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
テオ・アダム(バス:聖パウロ)
ゴトハルト・スティーエル(バスⅠ)
ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(バスⅡ)
ライプツィヒ放送合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノⅠ)
ローゼマリー・ラング(ソプラノⅡ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
テオ・アダム(バス:聖パウロ)
ゴトハルト・スティーエル(バスⅠ)
ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(バスⅡ)
ライプツィヒ放送合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:クルト・マズア
録音:1986年12月、ライプツィヒ(デジタル)
先日、休日に渋谷のタワーレコードを覗いてみた。すると、このマズア盤が目に入った。こういう録音もあったのかと思ったものだ。国内盤だしと思って、店頭では買わず通販で入手することにした。どうも調べるとマズアがゲヴァントハウスを振って、フィリップスに入れた一連の録音群の一つのようだ。今はデッカに移管されている。
さて、帯にはメンデルスゾーンのオラトリオの第1作とあった。どうも彼の交響曲よりはこうした声楽曲の方が好みのように思える。一つには楽器編成がこの時代にしては大きなものであることも関連している。トロンボーンやオルガンなども使われて、重厚感があっていい。交響曲でも第2番の「讃歌」はオラトリオみたいなものだし、第5番「宗教改革」も重厚な響きが味わえる。また、バッハよりは世俗的で敷居は低い。
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はメンデルスゾーンに所縁あるオケでもあって、誇りをもって演奏しているのがいい。東西の壁崩壊の3年前の録音。まだローカル色が残っている頃のものでもある。