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ロジンスキー/チャイコフスキー録音集

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交響曲第5番、第6番『悲愴』、1812年、組曲第4番 ロジンスキー&クリーヴランド管、ニューヨーク・フィル(2CD)
【収録情報】
チャイコフスキー:
① 交響曲第5番ホ短調 op.64                   録音:1939年12月13日 セヴァランス・ホール
②管弦楽組曲第4番ト長調 op.61『モーツァルティアーナ』  録音:1945年2月27日  カーネギー・ホール
③交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』               録音:1946年12月11日 カーネギー・ホール
④大序曲『1812年』                          録音:1941年4月14日  セヴァランス・ホール
アルトゥール・ロジンスキー指揮 ①④クリーヴランド管弦楽団②③ニューヨーク・フィルハーモニック
(コロンビアによるセッション録音)

 
 
 ロジンスキーは、個性の強い指揮者だった。エキセントリックという表現がぴったりのポーランド系の人だった。同じオーケストラに長く留まることはなく、むしろ経営陣や楽団員とは衝突することが多く、敵も多かったようだ。

 ここに集められたのは米コロムビアがSP盤製作するために録音したものである。針音ノイズも残った状態で収録されていて、少々明瞭さは欠くがこの指揮者の解釈は聴ける。やや、大見栄を切ったような感じでテンポの取り方も現代のそれとはかなり違う。また弦も常時ポルタメントがかかっているような弾き方で、それも時代を感じる。

 St.Laurent Studioというカナダのレーベルで今回初めて知るもの。変に小細工せずに収録されているのは好感が持てた。



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