ブリン・ターフェル(B-Br:オランダ人)
アニア・カンペ(S:ゼンタ)
マッティ・サルミネン(B:ダーラント)
マルコ・イェンチュ(T:エリック)
リリアーナ・ニキテアヌ(MS:マリー)
リリアーナ・ニキテアヌ(MS:マリー)
アラン・アルティノグル指揮 チューリヒ歌劇場管弦楽団・合唱団
演出:アンドレアス・ホモキ
収録時期:2013年1月 収録場所:チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
収録時期:2013年1月 収録場所:チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
今回、チューリヒ歌劇場がワーグナーの歌劇をやるということで、手を出した。タイトルロールはイギリスのブリン・ターフェルというから今考えられるベストの一つではないかと思った。もっとも、日本語字幕はなく英語字幕での鑑賞だが、音だけ聴いている場合も多い。
演出はやはり欧州での流行りのようで読み替えである。まるっきりの現代というのではなく、19世紀の衣裳である。ダーラントは船長のはずだが、何か商社の経営者のようであり、部下も船員ではなく商社員といった佇まいだ。しかし、舞台は極めてシンプルなので、あまり違和感を覚えないのはいい。なお、演奏される序曲は通常の聴きなれたものではなく、最後の方が違う版のようだ。かつてクレンペラーがEMIに入れた折に「ドレスデン・オリジナル版」という表記で発売されていたのを覚えているが、その版ではなかろうか。