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フrンツ・シュミット:歌劇「ノートル・ダム」

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 エスメラルダ/ギネス・ジョーンズ(ソプラノ)
 フェビュス/ジェイムズ・キング(テノール)
 グランゴワール/ホルスト・R・ラウベンタール(テノール)
 教会司教/ハルトムート・フェルカー(バリトン)
 クァジモド/クルト・モル(バス)
 役人/ハンス・ヘルム(バリトン)他、
 RIAS室内合唱団
 聖ヘトヴィヒ大聖堂合唱団
 アンドレアス・ユフィンゲル(オルガン)
 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 クリストフ・ペリック(指揮)

 録音時期:1988年8月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 
 このオペラの間奏曲は稀に演奏され、オペラ間奏曲集なんかに組み入れられることもある。有名なのはカラヤンの演奏などがある。しかし、歌劇全体になると解説には殆ど上演されないと素っ気なく書かれているだけだ。それでもと思って、検索してみるとこういうCDがヒットした。何と歌手陣を見ると一流どころが並ぶ。管弦楽も合唱も実績のある団体だ。指揮者だけは知らない人だった。本体には世界初録音の表示があって、そうそう録音も存在しないようだ。ましてや映像はちょっと難しいそうだ。
 
 だいたい、フランツ・シュミットという作曲家はかなり保守的で、この人の交響曲も保守すぎてあまり印象に残っていないような状況だ。しかし、それでもどんなものかと知りたくて、手を出してしまった。大編成のオーケストラを大きく鳴らすその意味ではお気に入りなりそうだが、印象に残るメロディに乏しいのは交響曲と同様である。話はヴィクトル・ユーゴーの原作のオペラ化だ。映画などでは「ノートル・ダムの背むし男」という題名で知られている物語。ドイツ語、英語のあらすじと解説があるだけで、歌詞すら掲載がない。フランスの話だが、ドイツ語歌唱である。同時代のプフィッツナーよりは洗練されている感じではある。
 
 録音年月を見ると、まだ壁のあった頃の西ベルリンでの収録。フィルハーモニーの近所にあった教会である。当時は壁の間際だったようである。
 

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