これは映画評というよりもディスクの収録状態の報告の色合いが強い。黒澤作品で何かBDをと思っていたら、こういう商品にもヒットした。1962年の第1作から11年間続いて製作された勝新太郎のシリーズのBDである。しかもアメリカからの逆輸入盤である。
まず、収録状態はかなり良好である。しかも、ボタン操作で、英語字幕は簡単に消すことができる。そして、後半の作品は、版権の移動があったりしてなかなか複雑な中、会社のロゴなどはオリジナルのままになっている。(国内盤のDVDもそのようになっているが)カラー作品は人間の肌の発色がはっきりとしていてみやすい。モノクロ作品は輪郭がくっきりとしている。BDには3作品ずつ時系列順に収録され、最後の25作目の余白には予告編がまとめて収録、他にアメリカの専門家による分析の記録映画がついている。このBOXは通常のDVDも付いているが、リージョン1のもので、国内のプレーヤーではかからない可能性がある。(BDがあれば不要)予告編が本篇と離れて収録されているのがやや不便であるのと、英語字幕が消せないのが、難点といえば難点であった。