ペトラッシ:
1. マニフィカト(世界初録音)
2. 詩篇第9番
サビーナ・ツヴィラク(ソプラノ:1)
1. マニフィカト(世界初録音)
2. 詩篇第9番
サビーナ・ツヴィラク(ソプラノ:1)
ジャナンドレア・ノセダ指揮 トリノ王立歌劇場管弦楽団・合唱団
ダラピッコラ、シェルシと共に20世紀中期~後期のイタリア作曲家で中心的な役割を担ったペトラッシ。ストラヴィンスキーからの影響と全音階主義を感じさせる『マニフィカト』(1934~36)と『詩篇第9番』(1939~40)は、中世、ルネサンスのポリフォニーと近現代的なハーモニーを結び付けたペトラッシ初期の代表的作品です。ソプラノ、合唱とオーケストラという編成を持つ世界初録音の『マニフィカト』に対し、『詩篇第9番』の編成は2パートの合唱、弦楽オーケストラ、金管楽器、打楽器、ピアノ。(発売元・東京エムプラスの紹介文から)
まず、ゴッフレッド・ペトラッシ(1904-2003)という作曲家はこの盤で初めて知った。個人的には冒険ではある。現代作曲家の部類に入るので、難しいのかなと思ったら、案外メロディが流れる。ハーモニーなんかはやはり現代曲を感じさせるものがあって、新旧がミックスしたような感じだった。ストラヴィンスキーの影響とあるが、新古典主義になってからのものから影響かもしれない。前者は大管弦楽、後者は木管セクションが欠けた編成で逆にピアノが2台使われていて、これがまた独特な響きになる。