フィビヒ:
①交響曲第1番ヘ長調 Op.17
②管弦楽組曲『故郷の印象』 Op.54
第1楽章:月の光
第2楽章:田舎の踊り
第3楽章:ハイランド・ホー
第4楽章:炉端でのお話
第5楽章:村の踊り
①交響曲第1番ヘ長調 Op.17
②管弦楽組曲『故郷の印象』 Op.54
第1楽章:月の光
第2楽章:田舎の踊り
第3楽章:ハイランド・ホー
第4楽章:炉端でのお話
第5楽章:村の踊り
マレク・スティレック指揮 チェコ・ナショナル交響楽団
フィビヒは名前のみ聞いたことがある作曲家で、実際に聴くのはこの盤での鑑賞が初体験になる。母親がドイツ人でライプツィヒ音楽院で学んでいるので、どうしてもドイツ・ロマン派の系列の音楽になっている。1850年に生まれ、1900年に没しているので、もっと刺激のある音楽なのかなと思ったら、メンデルスゾーンやシューマンの作風に近い保守的なものだった。そして、そこに自国の要素を少し足したような感じの箇所もある。ドヴォルザークやスメタナなどの先達とは色合いが異なる。
交響曲は4楽章制のごくオーソドックスな作品。シューマンのようなテイストだ。まだ②の組曲の方が、この人の独自性が感じられる。
オーケストラはかつてビクターあたりではチェコ国立交響楽団という表記をしていた団体のようだ。