プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第1番op. 64bis、組曲第2番op. 64terより(10曲)
【曲目】
モンタギュー家とキャピュレット家
少女ジュリエット
マドリガル
メヌエット
仮面
ロメオとジュリエット
タイボルトの死
僧ローレンス
別れの前のロメオとジュリエット
ジュリエットの墓の前のロメオ
【演奏】
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
【収録】
2013年10月3、5、8&11日/シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
モンタギュー家とキャピュレット家
少女ジュリエット
マドリガル
メヌエット
仮面
ロメオとジュリエット
タイボルトの死
僧ローレンス
別れの前のロメオとジュリエット
ジュリエットの墓の前のロメオ
【演奏】
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
【収録】
2013年10月3、5、8&11日/シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)
最近は音楽を聴く形態も変化があって、なかなかパッケージものがリリースされない。今や指揮の重鎮となったムーティも記事でその動向を知るのみで、新しい録音が少ない。フィラデルフィアに次いでのアメリカのメジャー・オーケストラであるシカゴ交響楽団の定期演奏会からのライヴとして、数点出てきた中の一つである。ヴェルディの「オテロ」とレクイエムに次ぐ第3弾。フィラデルフィアとの録音もあるが、そちらは所持していない。この人の十八番の一つだそうだ。
ややゆっくり目のテンポで、「モンタギュー家とキャピュレット家」では話の裏側にある両家の対立は実は人間の醜さを強調したような解釈で、グロテスクさを強調しているように感じる。わざと無機的パッセージもあったりして、プロコフィエフが物語を冷徹にみているように思うのだが、それがクッキリと現れた演奏ではなかろうか。