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ウォルトン:バレエ音楽「審問」/組曲「賢いおとめたち」(ロンドン・フィル/トムソン)

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ウォルトン
①バレエ音楽「審問」
②バレエ音楽「賢い乙女たち」~J.S.バッハの音楽のオーケストレーションによる組曲
ブライデン・トムソン指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 イギリス音楽といっても、ディ-リアスやRVWといった人たちの音楽とは肌合いが異なる。むしろ、後輩のブリテンに近いような感じもするが、年代的に映画音楽を多く手掛けた人でもあった。サー・ロレンス・オリビエが主演監督したシェークスピア3部作などはその代表格である。①の方は映画音楽のようなノリではある。最近は、英文のライナーノートも億劫で読んでおらず、いかなる内容のバレエか、把握していない。こんなことではいけないとは思いつつも、音楽だけ聴いているようなところだ。真ん中にヴァリエーションがあって、そこでいろいろなキャラクターが出てくるだろうなくらいは想像している。全体的に派手めの音楽だが、聴き終えてなかなか印象に残りづらい。
 
 ②の方はバッハのカンタータやオルガン曲をオーケストレーションしているので、音楽だけでも楽しめる。殊に最後から2番目は「羊は安らかに草を食み」という有名な音楽。スココフスキーを始め、いろいろな指揮者や作曲家がバッハの曲を編曲しているが、ウォルトンは如何にということで楽しめる。フル編成の管弦楽を鳴らしてくれているのは自分としては好みでいい。
 
 これ以外にNAXOS盤があって、かなり前に購入している。その時に、価格と向こうはもう一つ小品が収録されていて、こちらは見送った記憶がある。だが、今になってブライデン・トムソンの指揮ということで俄かに、これも聴いてみようと思い立った。これでまた場所が狭くなってしまった。
 
 

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