$ 0 0 西河克己監督が1959年に撮った犯罪推理物である。新聞記者を辞めて、独立した取材活動をする青年が大きな犯罪組織の行動を暴く。悪徳弁護士や怪しげな貿易商などが絡んで、楽しめる作品になっている。海外の謀略機関が絡むような示唆はあるが、それほど本筋に絡んでおらず、そこをもう少し見せて欲しかった気はする。 まだブレイクする前の赤木圭一郎が犯罪者役で登場しているのが注目点でもある。後年のアクション・スターという印象はまだなく、あっけなく消されてしまう役柄ではあった。