クラリネット・アンサンブルの妙義
①ボザ:ホタル
②アルビノーニ:4本のクラリネットのためのソナタ
③トマジ:3つのディヴェルティメント
④グルントマン:バガテル
⑤リムスキー=コルサコフ:熊蜂は飛ぶ
⑥キャルル:プレリュードと舞曲
⑦ウール:ディヴェルティメント
演奏:村井祐児 横川晴児 磯部周平 森川修一 新井清史 福島伸夫
録音:1981年
パーカッション・アンサンブルの驚技
①チャベス:打楽器のためのトッカータ
②ホール:マーチ・ユーモレスク
③フィット:不思議の国のマレットたち
④シフマン:ムジカ・バトゥッタ
⑤グッドマン:打楽器のためのスケルツォ
⑥ベック:打楽器アンサンブルのための序曲
演奏:有賀誠門と打楽器アンサンブル
録音:1981年
いずれも珍しい形態のアンサンブルである。クラリネットだけのアンサンブルは自分の身近なところでもやっている人たちはいる。アマチュアのオーケストラや吹奏楽団にも属していて、時折集合して演奏するというもの。ここでも在京のオーケストラや音楽大学在学の奏者が集まっている。
一方、打楽器は中心がかつてのNHK交響楽団の首席だった人が、奏者を集めて録音したもの。打楽器で音楽が成立するのかというと、案外にメロディを奏でるのである。マーラーが交響曲第5番でティンパニにソロさせている例もあった。打楽器だから太鼓だけでなく、鍵盤の楽器も含まれる。この集団ではないが、やはりNHK交響楽団の岡田知之が率いるアンサンブルを生で聴いたことがあるが、なかなか面白いコンサートだった。