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ビゼー:カンタータ「クロヴィスとクロティルド」

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【収録情報】
ビゼー:
・カンタータ『クロヴィスとクロティルド』
・テ・デウム

 カタリーナ・ヨヴァノヴィチ(ソプラノ)
 フィリップ・ドー(テノール)
 マーク・シュネイブル(バス)
 パ・ド・カレー合唱団
 リール国立管弦楽団
 ジャン=クロード・カザドシュ(指揮)
Clovis Et Clotilde, Rome: Casadesus / Lille National.o, Caballe(S)
 
 どうも毒を食らわば、皿までもといった風が自分でもあるらしく、同曲異演のものを集中して求める傾向があるようだ。
 
 今回はビゼーのオラトリオ『クロヴィスとクロティルド』がそれだ。偶然にもジャン=クロード・カサドシュ指揮のリール国立管弦楽団による新旧盤を見つけて、ほぼ同時に入手した。資料によると長らくスコアが行方不明となっていて、1988年になって再発見されて演奏が可能になったとのことである。合唱はなく3人のソリストによって展開されるが、メロディアスでオペラの重唱を思わせるような感じである。彼がオペラに才能を開花させたのがわかるような内容だった。旧盤はモンセラート・カバリエが参加しているのが魅力だったので、決め手となった。
 
 新盤は珍しい「テ・デウム」がフィルアップ。これもオペラみたいな作品。旧盤は組曲「ローマ」が同梱。ジャケットには交響曲「ローマ」と記されているが、一般には組曲と表記されることが多いものである。
 

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