ミクロス・ローザ:
・3つのハンガリーの風景Op.14
・ハンガリーのセレナーデOp.25
・シンフォニー・コンサートのための序曲Op.26a
・トリパルティータOp.33
ラモン・ガンバ指揮 BBCフィルハーモニー管弦楽団
・3つのハンガリーの風景Op.14
・ハンガリーのセレナーデOp.25
・シンフォニー・コンサートのための序曲Op.26a
・トリパルティータOp.33
ラモン・ガンバ指揮 BBCフィルハーモニー管弦楽団
ミクロス・ローザはハリウッド映画の多くに音楽を提供したハンガリーの作曲家だが、映画音楽だけでなく演奏会のための作品も多く発表している。一番有名なのは「主題と変奏、フィナーレ」だろう。1943年にバーンスタインのNYPの衝撃のデビューの折にプログラムに入っていた作品だからだ。その当時の録音もあって、ラジオのアナウンスでは映画「ジャングル・ブック」などの音楽を書いた人という紹介なされている。既に映画音楽では有名な存在だったことが知れる。後年、「ベン・ハー」などの大作も担当している。
これらの映画音楽もよく聴くとどこか欧州中央の音楽とは異なるエスニック的な要素を多分に含んでいる。それは彼の出身のハンガリーに由来するものだろう。ここでもそうした民族的な香りがいっぱいの作品ばかりだ。こういう土っぽい音楽は自分も好むところである。ハンガリー的とはすなわちアジア的な要素が満載なので、日本人にも親しみやすいのではなかろうか。