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ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(ベルリン国立歌劇場)

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『トロヴァトーレ』全曲 シュテルツェル演出、バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、ネトレプコ、ドミンゴ、リベロ、他(2013 ステレオ)
【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』全曲

 アンナ・ネトレプコ(レオノーラ)
 プラシド・ドミンゴ(ルーナ伯爵)
 ガストン・リベロ(マンリーコ)
 マリナ・プルデンスカヤ(アズチェーナ)
 アドリアン・セムペトレーン(フェルランド)
 アンナ・ラプコウスカヤ(イネス)
 フローリアン・ホフマン(ルイス)
 ベルリン国立歌劇場合唱団
 シュターツカペレ・ベルリン
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 演出:フィリップ・シュテルツェル
 装置:コンラッド・モーリッツ・ラインハルト
 振付:マラ・クロチュカ
 衣装:ウルスラ・クドルナ
 照明:オラフ・フレーゼ

 収録時期:2013年12月
 収録場所:ベルリン、シラー劇場(ライヴ)
 
 今、ウンター・デン・リンデン街にあるベルリン国立歌劇場は大改修中で、公演は主にベルリン・ドイツ・オペラの本拠の近所のシラー劇場で行われているようだ。これは2013年12月の公演映像だが、今もここでやっているらしい。
 
 さて、このシラー劇場はかなり小さなもので、見るとその狭さを逆手にとって、創意工夫が大いに発揮された舞台であった。そして、ややサイケデリックな化粧でアズチェーナなどは登場する。また、時代も中世ではなく、18世紀か19世紀のような時代設定だったが、あまり原作から逸脱したような印象はなかった。ドミンゴがデビュー当初に立ち戻ってバリトンの役をこなしているが、限りなくテナーに近いものでやや軽く感じられた。またマンリーコの処刑も確か火刑だったはずが、斬首になっているのも少し驚いた。
 
 

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