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ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」

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『泥棒かささぎ』全曲 ミキエレット演出、ジア&ボルツァーノ・トレント・ハイドン管、ペルトゥージ、カンタレロ、他(2007 ステレオ)
【収録情報】
・ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』全曲

 ミケーレ・ペルトゥージ(Bs 代官)
 マリオラ・カンタレロ(S ニネッタ)
 ディミトリ・コルチャク(T ジャンネット)
 マヌエラ・クステル(Ms ピッポ)
 アレックス・エスポジト(Br フェルナンド)
 ポオロ・ボルドーニャ(Br ファブリツィオ)
 クレオパトラ・パパテオロゴウ(Ms ルチア)
 ステファン・チフォレッリ(T イザッコ)
 プラハ室内合唱団
 ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
 リュー・ジア(指揮)

 演出:ダミアーノ・ミキエレット
 収録時期:2007年8月
 収録場所:ペーザロ(ライヴ)

 この作品は序曲はよく演奏会や録音で取り上げられるが、オペラ全体になると滅多に見かけない演目だ。大学オケの後輩たちが序曲を取り上げた時に、同じセクションの後輩が楽器を貸せてくれと言われたのをよく覚えている。序曲は実際動きが激しいので、自分の楽器だとたいへんなので、貸与を申し出てきたのである。
 
 さて、序曲からすると、ドタバタ喜劇の内容かなと思っていたら、登場人物たちは結構深刻な芝居をする。かささぎは人間がパントマイムでやるという演出で、多分バレリーナの女性を起用しているようだが、それが今ひとつ効果的でないのは残念である。むしろ、芝居進行の邪魔に感じてしまった。別に鳥の着ぐるみをしているのでもなく、短パンを履いたそこら辺の姉ちゃんの扮装だから、余計にそう感じてしまった。
 
 肝心の音楽はきっちりとした正統的な解釈ではあるが、ロッシーニ特有のニュアンス(なかなか言葉では表現できない)がやや希薄な印象も受けた。指揮者は中国出身の人であった。

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