オッフェンバック:
[CD1]
(1) 喜歌劇「魔法の横笛」
ムシュー: カール・ディークマン(Ten)
マダム: ガブリエル・トレスコフ(Sop)
女中: エヴァ・カスパー(Sop)
兵士: アルフォンス・ホルテ(Ten)
(2) 喜歌劇「ランタン灯りでの結婚式」
ピエール: アルフォンス・ホルテ(Ten)
ドニ: エヴァ・カスパー(Sop)
ファンシェット: ディータ・ゾンマー(Sop)
カトリーヌ: エリカ・ヴィエン(Ms)
[CD2]
喜歌劇「チュリパタン島」
カカトワ22 世: ザンダース・シアー(Br)
アレクシー: エヴァ・カスパー(Sop)
ロンボイダール: フリッツ・オレンドルフ(Br)
テオドリーヌ: アンニ・ケルナー(Ms)
エルモーザアルフォンス・ホルテ(Ten)
カルロス・クライバー(指揮)
デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団
【録音】
1962年12月1日 デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場 (ライヴ)
[CD1]
(1) 喜歌劇「魔法の横笛」
ムシュー: カール・ディークマン(Ten)
マダム: ガブリエル・トレスコフ(Sop)
女中: エヴァ・カスパー(Sop)
兵士: アルフォンス・ホルテ(Ten)
(2) 喜歌劇「ランタン灯りでの結婚式」
ピエール: アルフォンス・ホルテ(Ten)
ドニ: エヴァ・カスパー(Sop)
ファンシェット: ディータ・ゾンマー(Sop)
カトリーヌ: エリカ・ヴィエン(Ms)
[CD2]
喜歌劇「チュリパタン島」
カカトワ22 世: ザンダース・シアー(Br)
アレクシー: エヴァ・カスパー(Sop)
ロンボイダール: フリッツ・オレンドルフ(Br)
テオドリーヌ: アンニ・ケルナー(Ms)
エルモーザアルフォンス・ホルテ(Ten)
カルロス・クライバー(指揮)
デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団
【録音】
1962年12月1日 デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場 (ライヴ)
(発売元コメント)
クライバー・ファン狂喜。奇跡!謎の音源の完全版&未知音源の出現。
幻のデュッセルドルフ時代の演奏がついに日の目を見る
★これは驚愕のリリース。クライバーの音源のうち、存在は知られながら入手不可能だったオッフェンバックのオペレッタが、ついに日の目を見ました。1962年12月1日にデュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場で行われた公演のライヴで、「魔法の横笛」「ランタン灯りでの結婚式」「チュリパタン島」。
★「魔法の横笛」と「ランタン灯りでの結婚式」は2001年にゴールデン・メロドラムからCDリリースされたことがありますが、後者の冒頭数小節が欠けていました。また、「チュリパタン島」は録音に失敗したゆえ収録されていませんでしたが、何とすべてが完全な形で残っていました。
★アレクサンダー・ヴェルナーの解説によると、コンサートは1963年7月14日にテレビ放送されますが、1980年代初頭に素材が廃棄されたため、オリジナル・マスターは失われたとされていました。しかし2人の音楽愛好家が放送をエアチェックしており、うち1つがゴールデン・メロドラムの音源となりますが、2曲目以降テープレコーダーの不調で上述のような結果となっていました。今回、もうひとりの愛好家を探し出したところ、存在しないと思われた「チュリパタン島」を含む唯一の完全な音源が残っていました。両素材を注意深く検討し、良い所どりの編集を施した音源が復元されました。
★デュッセルドルフ時代のクライバーの記録は極めて貴重なうえ、同オペラのデビュー初日といういとも貴き逸品です。非常な活気と霊感あふれた演奏と、すでにクライバーならではの個性全開で、最初の音からクライバー・ワールドへ引き込まれます。「シャンゼリゼのモーツァルト」と称されたオッフェンバックの機知と流麗さはまさにクライバー向き。広く知られたレパートリーでないものの、クライバーの演奏で聴くと音楽的魅力と水準の高さに感動します。
★「ランタン灯りでの結婚式」は1857年の作。フランスの農村を舞台に、イケメンの農夫をめぐる二人の未亡人が滑稽に描かれます。「チュリパタン島」は1868年の作。痰壺発明前476年(?)の架空の国を舞台に、女の男性化、男の女性化を風刺的に描いた斬新な作品。いずれも当時大ヒットしたのがうなずける魅力にあふれています。
キングインターナショナル
幻のデュッセルドルフ時代の演奏がついに日の目を見る
★これは驚愕のリリース。クライバーの音源のうち、存在は知られながら入手不可能だったオッフェンバックのオペレッタが、ついに日の目を見ました。1962年12月1日にデュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場で行われた公演のライヴで、「魔法の横笛」「ランタン灯りでの結婚式」「チュリパタン島」。
★「魔法の横笛」と「ランタン灯りでの結婚式」は2001年にゴールデン・メロドラムからCDリリースされたことがありますが、後者の冒頭数小節が欠けていました。また、「チュリパタン島」は録音に失敗したゆえ収録されていませんでしたが、何とすべてが完全な形で残っていました。
★アレクサンダー・ヴェルナーの解説によると、コンサートは1963年7月14日にテレビ放送されますが、1980年代初頭に素材が廃棄されたため、オリジナル・マスターは失われたとされていました。しかし2人の音楽愛好家が放送をエアチェックしており、うち1つがゴールデン・メロドラムの音源となりますが、2曲目以降テープレコーダーの不調で上述のような結果となっていました。今回、もうひとりの愛好家を探し出したところ、存在しないと思われた「チュリパタン島」を含む唯一の完全な音源が残っていました。両素材を注意深く検討し、良い所どりの編集を施した音源が復元されました。
★デュッセルドルフ時代のクライバーの記録は極めて貴重なうえ、同オペラのデビュー初日といういとも貴き逸品です。非常な活気と霊感あふれた演奏と、すでにクライバーならではの個性全開で、最初の音からクライバー・ワールドへ引き込まれます。「シャンゼリゼのモーツァルト」と称されたオッフェンバックの機知と流麗さはまさにクライバー向き。広く知られたレパートリーでないものの、クライバーの演奏で聴くと音楽的魅力と水準の高さに感動します。
★「ランタン灯りでの結婚式」は1857年の作。フランスの農村を舞台に、イケメンの農夫をめぐる二人の未亡人が滑稽に描かれます。「チュリパタン島」は1868年の作。痰壺発明前476年(?)の架空の国を舞台に、女の男性化、男の女性化を風刺的に描いた斬新な作品。いずれも当時大ヒットしたのがうなずける魅力にあふれています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料
カルロス・クライバーはその限られたレパートリーを磨き上げるというイメージが強いが、最初からそういうわけではなかった。当初はオペレッタから始めたとは聞いていたが、その頃のものが録音として存在していたというのが、まず驚きである。
その存在はマニアの間ではかなり知られていたようだが、このCDアルバムの出現で私は初めて知った。ライヴ録音で音質はあまり期待できないと思っていたら、意外や聴きやすい状態であった。ただし3曲目の「チュリバタン島」は多少音の揺らぎがあって、他の2つよりも劣化している。
こういうものは舞台そのものをみないと楽しくない。観客も結構笑っていて、映像があったらなとないものなだりをしたくなる。音楽もそんな難しそうな感じではない。これがこのオペラ劇場デビュー初日ということで必死に指揮をしたのではなかろうかと想像している。
1日の内に3つのオペレッタをやったことになっているが、一つが1幕もので、30分前後という極めて短い演目ばかりである。歌手も2つを掛け持ちしている人もいる。多分オリジナルはフランス語であろうが、ここではドイツ語による上演であった。