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Channel: 趣味の部屋
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ヴェルディ:歌劇「マクベス」(パルマ・レージョ)

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レオ・ヌッチ(Br マクベス)
シルヴィー・ヴァレル(S マクベス夫人)
エンリーコ・イオーリ(Bs バンコ)
ロベルト・イウリアーノ(T マクドゥフ)
ニコラ・パスコーリ(T マルコム)
エンリーコ・トゥルコ(Bs 医師)
ティツィアーナ・トラモンティ(Ms マクベス夫人の侍女)
ダヴィデ・ロンツォーニ(Bs 使者)
リッカルド・ディ・ステーファノ(Bs 従者)
ノリス・ボルゴジェッリ(Bs 刺客)
ブルーノ・バルトレッティ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団 ローマ・カンパーニャ・バレエ団
リリアーナ・カヴァーニ(演出) ダンテ・フェレッティ(舞台)
アルベルト・ヴェルソ(衣装) セルジョ・ロッシ(照明)
アメーデオ・アモーディオ(振付)

収録: 2006年10月6、8、11、13、15、17日、パルマ
 
 今年はヴェルディの生誕200周年でその一環でリリースされた映像ソフト。輸入盤ながら、日本語字幕があるのはありがたい。
 
 話はシェークスピアの同名戯曲である。オペラでは殺されるダンカン王は黙役で早々に殺されてしまう。今回は何故か冒頭はロンドンあたりの空襲警報らしきものが鳴り、嫌な予感はあったが、本筋の芝居の方は現代化はされていない。METだったか、南米あたりのクーデター劇にしてしまったのを観たことはあるが、まずは安心した。その代わり舞台上に1940年代の風俗をした男女の見物人がいる。シェークスピア劇場ということであろうか。
 
 タイトルロールには今では大御所的存在のレオ・ヌッチが扮している。艶のある声と苦悶に満ちた表情は、この人ならではではなかろうか。お恥ずかしいことながら、彼以外の歌手は未知の人たちだ。指揮者はこれまたベテランのバルトレッティ。安心して鑑賞できる。

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