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ロジェストヴェンスキーによるRVW交響曲全集

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【収録情報】
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集
DISC1:
海の交響曲(交響曲第1番)
DISC2:ロンドン交響曲(交響曲第2番)
DISC3:①田園交響曲(交響曲第3番)
     ②交響曲第4番ヘ短調
DISC4:交響曲第5番ニ長調
DISC5:①交響曲第6番ホ短調
          ②南極交響曲(交響曲第7番)
DISC6:①交響曲第8番ニ短調
          ②交響曲第9番ホ短調

DISC3①&DISC5②エレーナ・ドフ=ドンスカヤ(ソプラノ)
DISC1:タチアナ・スモリャコワ(ソプラノ)、 ボリス・ヴァシリエフ(バリトン) レニングラード音楽協会合唱団、リムスキー・コルサコフ音楽大学合唱団
録音時期:1988年~1989年

 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーが、80年代から旧ソ連崩壊まで率いたソ連国立文化省交響楽団とのヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集(!)がメロディア(Melodiya)から登場!
 改訂稿、異稿を網羅したブルックナーの交響曲全集や、ショスタコーヴィチ、グラズノフの交響曲全集など、多くの凄演を世に送り出したロジェストヴェンスキーとソ連国立文化省響のコンビ。ロジェストヴェンスキー、旧ソ連のオーケストラ、イギリスのヴォーン・ウィリアムズ、しかも9つ全ての交響曲という異色の組み合わせへの興味は高まるばかり。
 旧ソ連崩壊の足音が聞こえてくる中、レニングラード音楽院大ホールに響いたヴォーン・ウィリアムズのシンフォニー。これは要注目です!(東京エムプラス)
 
 店頭を覗くとこのBOXが目に飛び込んできた。もはや、ここまで「重病」である。自分でも呆れるばかりだ。
 
 もっともこの指揮者はRVWの母国で、本場のオーケストラを指揮しているし、その録音も手許にある。したがって、この作曲家のツボを大いに心得ていた人だった。しかし、これを旧ソ連のオーケストラと独唱者、コーラスとなるとどうなるのか。このソヴィエト国立交響楽団というのがややひっかる。時として裏切られることがあるからだ。そして、イギリスのこの作曲家に共感を持ってくれているのか、そう思いつつ抱えて家路についた。
 
 一番心配したのは「海の交響曲」。歌詞がどうなっているかを確かめてみたが、どうやら英語のままだ。エルガーの「海の絵」をロシア語でやった例があったからだ。オリジナルの言語でないと音楽のノリが悪い。

 

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