【収録情報】
・スクリャービン:交響曲第4番 Op.54『法悦の詩』
・アミロフ:交響的ムガム『キュルド・オヴシャリ』
レオポルド・ストコフスキー指揮 ヒューストン交響楽団
・スクリャービン:交響曲第4番 Op.54『法悦の詩』
・アミロフ:交響的ムガム『キュルド・オヴシャリ』
レオポルド・ストコフスキー指揮 ヒューストン交響楽団
ストコフスキーというよく知られた作品を、何度も指揮しているイメージを勝手に持ってしまったが、こうしたほぼ同時代の作品も熱心に取り上げた人でもあった。スクリャービンの方は今では大して珍しくもないが、録音された1959年当時ではたいへんマニアックなレパートリーだったのではないのか。アミロフに至っては初めて知る人だ。1923年生まれのアゼルバイジャンの作曲家で当時は旧ソ連の作曲家として認識されていたのだろう。ムガムというのはこの人の独自のものらしい。中東風のエイキゾティックなテーストのする音楽は面白い。
35mmの磁気フィルムに記録されたこのレーベル独特の録音で、比較的いい状態のものだ。ただ、この盤ではスクリャービンなどはトランペットだけが突出して聴こえたりするし、ややデット気味なのも気になる。が、こうした作品がステレオで聴けるのはありがたい。