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オイストラフのロシアのヴァイオリン協奏曲集

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【収録情報】
CD1
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.99
 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)レニングラード・フィル
 1956年11月18日

・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調 Op.129
 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)モスクワ・フィル
 1968年9月27日

CD2
・カバレフスキー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.48
 カール・エリアスベルク(指揮)モスクワ放送交響楽団
 1949年5月12日

・タネーエフ:ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用組曲 Op.28
 クルト・ザンデルリング(指揮)モスクワ放送交響楽団
 1960年9月20日

CD3
・プロコフィエフ::ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
 キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル
 1963年9月7日

・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)モスクワ・フィル
 1968年9月27日
 オイストラフは20世紀を代表するヴァイオリニストだった。何回か来日もしてくれて、その妙技を披露してくれた。テレビに映った彼の演奏姿をみると、ヴァイオリンがおもちゃに見えるほど大きな体をしていたのを思い出す。そして、どんな難曲も涼しい顔をして弾きこなすのに、驚いたものだった。レコードも多く、本国発から、西欧、アメリカで録音されたものなどがあった。
 
 このアルバムは本国の作曲家の比較的現代に近いものを中心に集められたものだ。チャイコフスキーやプロコフィエフ、ショスタコーヴィチはお馴染みのものだが、カバレフスキー、タネーエフは日本では馴染みが薄い作品だと思う。録音は1949年から68年にかけてものだ。したがって、モノラルとステレオにまたがっているが、いずれもバックも含めて素晴らしい演奏を展開してくれる。オイストラフの演奏は安心して聴ける。
 
 なお、カバレフスキーの作品は同じ年(1949年)の録音で作曲者自身のものも存在する。また、CD自体はCD2の管弦楽は「State Symphony Orchestra of USSR」となっている。同一録音と思われる他のCDの表記は上の通りだ。多分、通販のカタログ表示の方が正しいのではないか。こんなところが海外のレコード会社はいい加減であると思う。

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