過去から未来へ縦横に行き来するタイムワープならではの話である。まず1547年のグランドキャニオンに飛び、西暦10000年に行き、最後は恐竜時代だ。二人が移動する時に、普段のメンバーは司令室にはおらず、別の科学者が操作している。その科学者を技術者として潜入したスパイが殺害して、時限爆破装置を仕掛けて時空に飛ぶところから話が始まる。未来社会も必ずしも幸福な社会でないことが、印象深い。
このエピソードのゲスト俳優はロバート・デュヴァル。フランシス・コッポラ監督の「ゴッド・ファーザー」や「地獄の黙示録」などで有名な俳優だが、この当時は多くのテレビ映画に出てキャリアを積んでいた。現に「コンバット!」には主にドイツ軍将校や衛生兵などに扮して出演していたのを確認している。
なお、恐竜時代部分は旧作からの転用だが、二人が「ここが1968年ならどこだっていい」という部分はパイロット版の最後部分からの転用である。