①フレーイシュマン:歌劇『ロスチャイルドのヴァイオリン』(補筆完成&オーケストレーション:ショスタコーヴィチ)
②ショスタコーヴィチ:歌劇『賭博者』(未完)
ローマン・アスターホフ(バス)、ペテル・ダナイロフ(バリトン)、エレーナ・ガボウリ(メゾ・ソプラノ)、 ヤツェク・ヤニスツェフスキ(バス)、アンドリス・ラパン(テノール)、ミハル・レホツキ(テノール)、ピオトル・ノワツキ(バス)
②ショスタコーヴィチ:歌劇『賭博者』(未完)
ローマン・アスターホフ(バス)、ペテル・ダナイロフ(バリトン)、エレーナ・ガボウリ(メゾ・ソプラノ)、 ヤツェク・ヤニスツェフスキ(バス)、アンドリス・ラパン(テノール)、ミハル・レホツキ(テノール)、ピオトル・ノワツキ(バス)
ヴァシリー・ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2006年9月27日(ライヴ) 場所:フィルハーモニック・ホール、リヴァプール
前の記事のコンサートの会場で展示販売されていたので、入手したもの。一番レアなものではなかろうか。通販でひいてみると、入荷日は不明とあるので、多分入手は困難なものと思われる。
以下販売元の東京エムプラスのコメントを引用する。
>将来を嘱望されながらも第二次世界大戦で若くして命を落としてしまったフレーイシュマン。そのため未完となってしまった歌劇『ロスチャイルドのヴァイオリン』は、師であるショスタコーヴィチによって補筆完成が行われた作品であり、録音も非常に珍しいものです。
併録されたショスタコーヴィチの『賭博者』は、交響曲第7番『レニングラード』と同時期に着手され作品63として構想が行われながらも未完に終わったオペラ。
併録されたショスタコーヴィチの『賭博者』は、交響曲第7番『レニングラード』と同時期に着手され作品63として構想が行われながらも未完に終わったオペラ。
まず、フレーイシュマンなる作曲家はどんな人か、全く知らなかった。1913年に生まれて1941年に亡くなっている。多分独ソ戦の最中の戦死で享年28歳という若さだ。もしこういうことがなければ、ソ連の音楽界に重きをなしていたかもしれない。ショスタコーヴィチとは7つ違いながら師弟関係だったようで、未完状態だったのを救い上げた形だ。演奏時間は約37分。一方の「賭博者」は未完のまま終わったショスタコーヴィチ自身のもの。
ペトレンコにしてはお国ものであり、滅多に演奏されない演目を音にしかったのだろう。オペラだが、完全な上演ではなく、オケのコンサートでオケの前で簡単なセットがあり、そこで所作するような舞台だったように思える写真が掲載されていた。