『トッカータとフーガ&G線上のアリア~バッハ・トランスクリプションズ』
【曲目】
J.S.バッハ:
<DISC1>
1.トッカータとフーガニ短調 BWV565[オーマンディ編]
2.カンタータ第156番より アリオーソ[スミス編]
3.小組曲(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より)[フロスト編]
(1)メヌエット ト長調 BWV Anh. 114
(2)ミュゼット ニ長調 BWV Anh. 126
(3)御身が共にいるならば BWV508
(4)行進曲ニ長調 BWV Anh. 122
4.われらが神は堅き砦[ハリス編]
5.カンタータ第147番より 主よ、人の望みの喜びよ[カイエ編]
6.小フーガ ト短調BWV578[スミス編]
7.パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582[オーマンディ編]
8.無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ短調BWV1006よりプレリュード[クライスラー/スミス編]
9.管弦楽組曲第3番より G線上のアリア
10.カンタータ第208番より 羊は安らかに草を食み[ウォルトン編]
11.甘き死よ来たれ[テイントン編]
12.カンタータ第14番より 目覚めよと呼ぶ声あり[オーマンディ編]
<DISC2>
13.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564[オーマンディ編]
14.J.C.バッハ:2つのオーケストラのためのシンフォニア 変ホ長調作品18-1
15.J.C.バッハ:2つのオーケストラのためのシンフォニア ニ長調作品18-3[オーマンディ編]
16.W.F.バッハ:2つのフルートと弦楽合奏のためのシンフォニア F.65
17.アンリ・カザドシュ(伝C.P.E.バッハ):管弦楽のための協奏曲ニ長調[シテインベルク編]
【演奏】
フィラデルフィア管弦楽団
指揮:ユージン・オーマンディ
【録音】
1960年1月31日(1、13、14)、1960年4月10日(7)、1957年3月17日(15-17)、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル、
1968年2月27日(2)、1968年5月8日(3)、1968年3月6日(4)、1968年3月11日(5、6、10)、1968年5月19日(8)、フィラデルフィア、タウン・ホール、
1959年3月30日(9)、1968年5月6日(11)、フィラデルフィア
ADD/STEREO
【曲目】
J.S.バッハ:
<DISC1>
1.トッカータとフーガニ短調 BWV565[オーマンディ編]
2.カンタータ第156番より アリオーソ[スミス編]
3.小組曲(アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳より)[フロスト編]
(1)メヌエット ト長調 BWV Anh. 114
(2)ミュゼット ニ長調 BWV Anh. 126
(3)御身が共にいるならば BWV508
(4)行進曲ニ長調 BWV Anh. 122
4.われらが神は堅き砦[ハリス編]
5.カンタータ第147番より 主よ、人の望みの喜びよ[カイエ編]
6.小フーガ ト短調BWV578[スミス編]
7.パッサカリアとフーガ ハ短調BWV582[オーマンディ編]
8.無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ短調BWV1006よりプレリュード[クライスラー/スミス編]
9.管弦楽組曲第3番より G線上のアリア
10.カンタータ第208番より 羊は安らかに草を食み[ウォルトン編]
11.甘き死よ来たれ[テイントン編]
12.カンタータ第14番より 目覚めよと呼ぶ声あり[オーマンディ編]
<DISC2>
13.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564[オーマンディ編]
14.J.C.バッハ:2つのオーケストラのためのシンフォニア 変ホ長調作品18-1
15.J.C.バッハ:2つのオーケストラのためのシンフォニア ニ長調作品18-3[オーマンディ編]
16.W.F.バッハ:2つのフルートと弦楽合奏のためのシンフォニア F.65
17.アンリ・カザドシュ(伝C.P.E.バッハ):管弦楽のための協奏曲ニ長調[シテインベルク編]
【演奏】
フィラデルフィア管弦楽団
指揮:ユージン・オーマンディ
【録音】
1960年1月31日(1、13、14)、1960年4月10日(7)、1957年3月17日(15-17)、フィラデルフィア、ブロードウッド・ホテル、
1968年2月27日(2)、1968年5月8日(3)、1968年3月6日(4)、1968年3月11日(5、6、10)、1968年5月19日(8)、フィラデルフィア、タウン・ホール、
1959年3月30日(9)、1968年5月6日(11)、フィラデルフィア
ADD/STEREO
以前、オーマンディは小品の大家などと陰口を言われていた。このアルバムは、17cmLPなんかに組み込まれたものもあった。また、何回も録音しているとおぼしきものもある。が、ストコフスキー以来、バッハをオーケストレーションしたものをやるのが慣わしになっているフィラデルフィア管弦楽団ならではのアルバムかもしれない。J.S.バッハだけでなく、息子たちの作品や贋作とされる作品まで幅広く収録されているのが魅力だ。
ここにはストコフスキーの手によるアレンジものは全くない。といってオーマンディが全てアレンジしているのではなく、多くの協力者を得ているのが特色だ。イギリスのウィリアム・ウォルトンのものまである。ルシアン・カイエは戦前にこのオーケストラでバス・クラリネットの奏者として在籍していた人で、「展覧会の絵」の独自のオーケストレーションも手掛けた人だ。トーマス・フロストはオーマンディがCBSに録音する時にプロデューサーでもあった人物。ウィリアム・スミスは1970年代にオーマンディのアシスタントを務めていたという。
こんなふうに身近な協力者を得てのものは、なかなか多種多彩で面白いものを感じる。オーマンディの力を感じる。この後、RCAに移籍した後も同じようなアルバムを出している。