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Channel: 趣味の部屋
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トスカニーニの『マイスタージンガー』全曲(1937年)

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【収録情報】
・ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』全曲

 ザックス:ハンス・ヘルマン・ニッセン(Bs-Br)
 ポーグナー:ヘルベルト・アルセン(Bs)
 エヴァ:マリア・ライニング(S)
 マグダレーネ:ケルスティン・トルボルク(Ms)
 ワルター:ヘンク・ノールト(T)
 ダーヴィト:リヒャルト・サラバ(T)
 フォーゲルゲザング:ゲオルク・マイクル(T)
 ナハティガル:ロルフ・テラスコ(Bs)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 ウィーン・フィルハモニー管弦楽団
 録音時期:1937年8月5日
 録音場所:ザルツブルク音楽祭祝祭劇場
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 
 この録音は他のレーベルでも出ていて、これが3種類目のものと記憶している。実はこのものではなく、少し前に出ていたものを手に入れた。何せかなり前の戦前の録音だから、改めて買い直すこともなかろうと思っている。
 
 RCAから出ていたCDの解説にもこの録音のことが触れられていて、その時から聴いてみたいと思っていた。そうしたらやはりCDになって聴けるようになりありがたいと思ったものである。
 
 古い割には、音の揺れはあるものの、聴きやすい状態で鑑賞に差し障りはない。またワーグナー指揮者としても知られるトスカニーニのワーグナーのオペラ全曲が聴けるというのが貴重だ。断片的な楽曲はあるものの、通しての全曲演奏はなかなか聴けなかったのだが、これで確かめられる。速いというイメージがあるトスカニーニだが、むしろゆったりしたテンポであるのは、RCAのセッション録音でも確認できるが、ここでもそういう感じなのである。楽曲の応じての対応をしているのがよくわかる例だと思う。

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