【曲目】
モーツァルト
交響曲第40番ト短調K.550
ワーグナー
《神々の黄昏》
夜明け~ジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲
ブリュンヒルデの自己犠牲
【演奏】
アニタ・ヴェルッキ(ソプラノ)
ハレ管弦楽団
指揮:サー・ジョン・バルビローリ
モーツァルト
交響曲第40番ト短調K.550
ワーグナー
《神々の黄昏》
夜明け~ジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲
ブリュンヒルデの自己犠牲
【演奏】
アニタ・ヴェルッキ(ソプラノ)
ハレ管弦楽団
指揮:サー・ジョン・バルビローリ
1964年にBBCが収録した放送用録音のようである。レコード用ではないが、多分セッション録音ではなかろうか。残念ながらモノラル録音である。ワーグナーはこれがステレオだったらと特に思ってしまう。考えてみれば、この指揮者のワーグナーはあまりなかったように思う。レコード会社がイメージしづらかったのだろうか。それでも死の3年くらい前は「ニュールンベルクのマイスタージンガー」をドレスデンで収録する企画があったそうだが、1968年の「プラハの春」の事件でワルシャワ機構の一員の国での仕事をクーベリックの呼びかけの応じたので、流れてしまったらしい。そういえば当時の東ドイツはウルブリヒトという独裁者がいて、ソ連以上にプラハの春で強硬な姿勢を取ったことで知られる。そういう政治的な話は抜きにして、ファンとして聴いてみたいと思うのだが、こればかりはどうしようもない。
結局、戦前のNYP時代のライヴものが遺されていて、自分もそれを所持している。至極オーソドックスなワーグナー演奏だった。ここでもケレン味はない演奏で共感は持てた。