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デイヴィッド・ジンマン&ボルティモア交響楽団・バーンスタイン作品集

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1 《キャンディード》 序曲
2 《ウェスト・サイド・ストーリー》から シンフォニック・ダンス
3 管弦楽ための舞踏的エッセイ
4 バレエ音楽《ファンシー・フリー》
【演奏】
ボルティモア交響楽団
Baltimore Symphony Orchestra
指揮:デイヴィッド・ジンマン
Conducted by David Zinman
【録音】
1996年2月3、4日 ボルティモア、ジョゼフ・マイヤーホフ・シンフォニー・ホール
 
 これもタワー独自企画の一つ。デイヴィッド・ジンマンのボルティモア時代の録音でデッカのレーベルになっているが、初出はフィリップスからのリリースではなかったかと思う。
 
 来年はバーンスタインの生誕100周年ということで、いろいろなものが出てくるのだろうが、これもそうした一環で復刻再リースになったのかもしれない。これらの曲はバーンスタイン自身の指揮での録音もある曲ばかりだが、自作自演盤とやや心なしか異なった印象を受ける。自作自演盤では聴こえなかったものがきこえたりするのは録音が良くなったからだろうか。ウェストサイド物語のマンボでは、オケのメンバーによって「マンボ」と叫ぶ箇所があるが、バーンスタイン盤ではこれがなかったりっする。バーンスタイン自身の好みなのか、プロデューサーの方針なのかはわからない。ただ「Young People's Concert」ではNYPのメンバーも「マンボ」と叫んでいた。これは云うのが楽譜通りのようだ。ただ、ややこちらの演奏の方が重く聴こえる。バーンスタインの楽譜はかなり難しい。NYPはこともなげにスルーする感じなのは、やはりボリティモアよりも機能性は上なのかもしれない。演奏に余裕があるかないかである。そんなところが一流たう所以の重要な要素なのかもしれない。

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