$ 0 0 岩下志麻と桃井かおりの二人の女優が火花散らすところが見ものの作品。弁護士は正義のために動くものという幻想を見事に打ち砕いてくれる映画でもある。被告席に座る女性は実に嫌な人物という設定。ただ、最後に天罰が下るという終わり方でないところが、この映画の特徴であり、買うところでもある。 警察やマスコミがある種予断をもって、人を社会的リンチ状態にする異常さも同時に描かれているような気もする。いろいろと考えさせられる内容ではある。