【収録情報】
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『グレート』
・リヒャルト・シュトラウス:メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音:1968年、ミュンヘン(ステレオ)
・シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944『グレート』
・リヒャルト・シュトラウス:メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
録音:1968年、ミュンヘン(ステレオ)
>メーカーのコメント
高品質CD、ブルースペックCDのクラシック編第2期です。1976年に惜しくもこの世を去ったドイツの名匠ルドルフ・ケンペ。その味わい深い演奏は、生前は必ずしも正当に評価されていたとはいいがたいものの、ここのところ急速に再評価されはじめており、その没後25年にあたる2001年には、日本でも伝記が発売され、CDも相次いでリリースされるなどの賑わいを見せました。ケンペは主にEMIに録音が多く残されていますが、60年代終わりにドイツCBSにLP4枚分の録音をミュンヘン・フィルとともに残していました。
本作には、以前からCD化の要望が多く寄せられながらも、なぜか世界のどこでもCD化されなかった「グレイト」と、日本ではLP時代にも発売されなかったケンペ得意のリヒャルト・シュトラウス「メタモルフォーゼン」の2曲をカップリングし、日本で世界初CD化して話題になったものです。1967年に音楽監督に就任したケンペが、手兵ミュンヘン・フィルといよいよ本格的に創造的な時代に入ったことを示す名演奏と言えましょう。
本作には、以前からCD化の要望が多く寄せられながらも、なぜか世界のどこでもCD化されなかった「グレイト」と、日本ではLP時代にも発売されなかったケンペ得意のリヒャルト・シュトラウス「メタモルフォーゼン」の2曲をカップリングし、日本で世界初CD化して話題になったものです。1967年に音楽監督に就任したケンペが、手兵ミュンヘン・フィルといよいよ本格的に創造的な時代に入ったことを示す名演奏と言えましょう。
(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
ケンペがミュンヘン・フィルを振って、ブラームスやブルックナーを録音したBASFへの録音がたいへん生々しく記憶に残っていたが、これらはその少し前にドイツのCBSに入れたものだった。同時期かと思ったら、そうではなく、ミュンヘン・フィルの常任の就任した直後のものだったことを今になった知ったという体たらくである。上のメーカーのコメントにもあるように、なかなかCDにならなかったものらしく、今もようやく再発売されたものの、入手が難しくなりつつある録音のようではある。
どちらもドイツ的な響きでありながら、色彩感もある名演だと思った。ドイツ的というと堅苦しいというイメージもあるが、バスの音をしっかりきかせて安定感のある演奏。その上、しっかり歌うところは歌うという感じだ。R.シュトラウスは弦楽器のみのアンサンブルながら単調にならずにこれもカラフルな感じなのは驚く。
残念ながら同時期の3つのピアノ協奏曲(グリーグ、シューマン、チャイコフスキー)などは入手困難なようだ。これも再発売を希望したいものだ。