リャプノフ
①交響曲第1番ロ短調作品12
②ピアノ協奏曲第2番ホ長調作品38
③ポロネーズ 作品16
ヴァシリー・シナイスキー指揮 BBCフィルハモニー管弦楽団
②ハワード・シェリー(Pf)
このところスヴェトラーノフづいてしまって、いろいろ検索していたらまず第2番にヒット、それでは第1番で検索したら出てきた盤。スヴェトラーノフの指揮ではなかったが、あまり他にこれといったものがないので、これにした、という感じのものだ。
ロシアの香りのする作品なのだが、カリンニコフほど強くはない。むしろチャイコフスキーの路線に近い。逆に言えば、ややユニークさには欠けるものがある。しかし、聴くと楽しい感じなのはチャイコフスキーにありがちな憂鬱な雰囲気を感じないからだろうか。まだ、この人の作品は殆ど知らないような状態。白紙の状態で聴いた最初の感想である。
指揮者はロシアの人。オケはイギリスの団体だが、コンマスはロシア人らしい名前の人だから、ロシアものには手馴れているのかもしれない。ピアノはRVWなどの録音でも登場した「CHANDOS」専属のハワード・シェリー。協奏曲は一筆書きで休みなしで一気に演奏するというもの。