【演奏】
レジーナ・レズニック(コントラルト)
アンドレ・タープ(テノール)
デイヴィッド・ウォード(バス)
ロンドン交響楽団合唱団
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1962年6月 ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリーホール
ベルリオーズを得意とした巨匠が87歳で成し遂げた唯一の『ロメオとジュリエット』全曲が久々の復活!
晩年のモントゥーがウエストミンスター・レーベルに残した「第九」と並ぶ重要音源である「ロメオとジュリエット」全曲が、国内盤で久々のリリース! 1997年以来の再発となります。モントゥーの没後50年であった2014年に、DECCA、PHILIPSに残されたステレオ音源を「第九」と共にタワー限定企画盤として発売いたしましたが、この「ロメオとジュリエット」は含まれておりませんでした。今回、タワー限定企画盤「ウエストミンスター・レーベル名盤選」Vol.1のひとつとして満を持して再発売いたします。
ベルリオーズの真髄をここまで語り尽くせる指揮者は現代でも少ないのではないでしょうか。モントゥーが残したフランス音楽の音源は、50年以上経った今でも重要な演奏ばかりです。モントゥーによる力みのない自然体の音楽は、例え曲想が強い場面においても、決して緊張が強すぎて音楽が流れないことはありません。逆に弛緩する場面も皆無のため、ベルリオーズの長大な作品においても、その類まれな音楽がすんなり耳に入ってくる効果を生んでいると言えます。このような組み立てを行うモントゥーは現代においても注目すべき存在です。没後50年経っても熱心なファンが多いことも頷けます。音楽的にもスポイルされることがないウエストミンスター・レーベルの録音もモントゥーの特筆を良く捉えており、合唱を含むこの重厚な作品の価値をより高めています。尚、マスター音源は海外のOIBP盤ではなく、国内のマスターを使用しております。 (発売元コメント)