今回の年末に再度BPOのジルベスターへ行ってきた。海外のコンサートなどはまとまった連休がないと無理。金銭的にも無理があってもやはり行ってみたいと思うのだ。
普段の定期とは違いベルリン・フィルハーモニーといえども、少しカジュアルなコンサートのようだ。決して難解な作品はしない。今回、最大の収穫はメナヘム・プレスナーという90歳のピアニストでモーツァルトのコンチェルトをきけたことだった。登場したら足元がおぼつかず、大丈夫かと思った。が、一端演奏が始まると、至極透明な音色のピアノがなめらかに流れる。極上の音楽はこのことと感嘆して、耳を澄ました。終演後、場内は万雷の拍手、それにスタディング・オベーション。お恥ずかしいことに初めて知る人だった。ボザール・トリオで長年活動していた人で、マグデブルク出身のドイツの人ながら、ユダヤ系のため、アメリカに亡命していた。ソリストとしては70歳の頃から始めたとある。
ラトルもコンマスの樫本大進もこの人の前では小僧っ子に見えるほど威厳があった。時折、指揮者やオケを挑発し、自ら主導権を取るという風だった。外面はたいへん柔和だが、指導となると厳しい人なのだそうだ。音楽の真髄に触れさせてもらったような感じだった。
★★★2014年 ベルリンフィルハーモニー ジルベスターコンサート★★★
■出演■
サイモン・ラトル(指揮)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
■演目■
ラモー: 歌劇『優雅なインドの国々』より、組曲
モーツァルト: ピアノ協奏曲イ長調KV488
コダーイ: ハーリ・ヤーノシュ組曲
ドヴォルザーク: スラブ舞曲
■出演■
サイモン・ラトル(指揮)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
■演目■
ラモー: 歌劇『優雅なインドの国々』より、組曲
モーツァルト: ピアノ協奏曲イ長調KV488
コダーイ: ハーリ・ヤーノシュ組曲
ドヴォルザーク: スラブ舞曲
★★★2014年 ベルリンフィルハーモニー ジルベスターコンサート★★★
■出演■
サイモン・ラトル(指揮)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
■演目■
ラモー: 歌劇『優雅なインドの国々』より、組曲
モーツァルト: ピアノ協奏曲イ長調KV488
コダーイ: ハーリ・ヤーノシュ組曲(抜粋)
ドヴォルザーク: スラブ舞曲
■出演■
サイモン・ラトル(指揮)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
■演目■
ラモー: 歌劇『優雅なインドの国々』より、組曲
モーツァルト: ピアノ協奏曲イ長調KV488
コダーイ: ハーリ・ヤーノシュ組曲(抜粋)
ドヴォルザーク: スラブ舞曲